アドセンスの審査が通過したら、まずは自動広告の設定をして行きましょう。また、これまで手動広告しか設定していなかったという場合でも今後はこの自動広告を設定しておくのがいいかもしれません。Google では、最新の広告サービスを提供できるよう、継続的に投資を行っていて、自動広告もその一環です。活用してみましょう。
今回はグーグルアドセンスの自動広告の設定方法と、WordPressでの貼り付け方、自動広告の停止の仕方を解説します。
アドセンスの自動広告とは
「自動広告」は、その名前の通り、Googleアドセンス側でブログ内に自動で広告を表示してくれる機能です。
コードを取得して、それをブログの所定の位置に貼り付けるだけで、あとは自動で広告がブログ内に表示されるようになりますので、通常の広告ユニットと比べると格段に簡単&手軽にアドセンス広告をブログに表示することができるようになります。
「既存の広告ユニットを最適化しますか?」で、「最適化する」を選択することで、既存の広告ユニットと自動広告を一緒に最適化して、最も高い成果が得られる広告プレースメントに広告が掲載されるようになります。
Googleの人工知能が配置場所を最適化してくれるので、コードを設置したらお任せでOKというわけです。
自動広告の設定の仕方
広告コードの貼り付け方
グーグルアドセンスにログインします。メニューの「広告」をクリックします。
- さらに表示されるメニューから「サマリー」をクリック!
- 今回はサイトごとに設定してみるので「サイトごと」のタブを表示
- 「コードを取得」をクリック!
注意書きにあるように、アドセンスの審査時にサイトにコードを貼り付けている場合には、ここに表示されているコードの追加は不要です。
まだコードを貼り付けていない場合に限り、ここで表示されるコードをコピーしてブログやサイトに貼り付けます。
- アドセンスの審査時にコードを張り付けている場合
- コードの新たな追加は不要なため、「完了」をクリック!
- コードが貼り付けられてない、一旦削除しているなどの場合
- コードをコピーしブログやサイトに貼り付け
- 「完了」をクリック!
ブログ毎の自動広告の設定
ブログ毎に表示する広告タイプを分けるには自動広告の設定を編集していきます。
自動広告の設定を編集したいブログのURLの列にある鉛筆マークをクリックします。
広告設定のプレビューが表示されますので、ここで自動広告の設定をしていきます。
- サイトの設定の「自動広告」のスライドを右にスライドさせてONにします。
表示する広告タイプを設定する(広告フォーマット)
「自動広告」をONにすると、その下に、広告のフォーマットのスライドボタンが表示されるのでONにする場合は右にスライドさせます。
「広告フォーマット」でブログ内で表示する広告タイプを設定できます。
あとから変更もできますので、まずはすべてONにしてみましょう。
アンカー広告やモバイル全画面広告は外したいなどの場合は、それぞれボタンを左にスライドさせてOFFにします。
関連コンテンツは特定の条件を満たしたサイトでのみ使うことができます。
表示する広告数を変更する(広告読み込み)
「広告の読み込み」で表示する広告の数を変更できます。
マル印を左に動かすと広告数が少なくなり、右に動かすと広告数が多くなります。
広告数が多いほうが、ユーザーが広告を目にする機会が増えるので、クリック数も増えそうに思いますが、逆に広告が多いことでページから離脱されやすくもなります。
ページからの離脱が多くなると、直帰率が高くなり、滞在時間は短くなり、SEO的には悪影響となります。なので、広告数は多くなりすぎないように設定しておきましょう。
設定を保存する
- 最後に「サイトに適用」をクリック!
同様に、サイト毎に設定していきます。自動広告の設定が終わると、一覧で緑色の「オン」の表示に変わります。
アドセンス自動広告の解除方法
自動広告の停止や解除には、2つの方法があります。自動広告はいつでも好きなときにオフにして解除することができます。
設定から全ての広告をOFFにする
同じく鉛筆マークをクリックして、自動広告の停止や解除は「設定で全ての広告の種類(フォーマット)をOFF」にしておけば良いですね。
- 全ての広告の種類をOFFにする(左にスライドしてグレーの表示になればOFF)
- あるいは停止したい広告の種類だけOFFにする
- 「新しいフォーマットを自動的に取得する」のチェックを外す
- 最後に「保存」をクリック!
広告コードを削除する
「ブログに貼り付けたコードを削除する」と、自動広告の設定解除はできます。
でも「また使用したい」という場合に備えて、コードは削除せずに、広告の設定変更で、自動広告の停止(解除)を行えば良いと思います。
アドセンス自動広告のデメリット(課題)
良いことばかりのように思える自動広告ですがデメリットもあります。
実際に自動広告を使ってみて、
- 明らかに、変なところに広告が表示される
- ブログのデザインが崩れることがある
- 表示される広告数が多いと感じることがある
大切なことは「Googleアドセンスを設置すること」ではなく、「どの広告タイプが稼げるのか?最適なのか?」を常に分析することです。
自動広告のレポート等で分析して効果がない、あるいは逆効果と感じた場合は、種類によって停止するなど使い分けていくようにしましょう。
広告の設定が面倒、という場合、特にアドセンスの広告を使い始めたばかり、といった場合には正にうってつけの広告とも言えますが、慣れてきたら自分で手動で広告を設置して結果検証を繰り返した方が、収益アップに繋がる場合もありそうです。
まとめ
Googleアドセンスの自動広告は、コードをブログに貼り付けるだけで、あとは広告表示箇所まで自動でやってくれるので、かなり便利で手軽に導入できる機能です。
ブログ毎に設定することも出来ますし、簡単にオン・オフを切り替えることもできます。
人によって、収益が上がったという人も、逆に効果がなかったという人もいるようです。ただ、グーグルからしてみれば、できるだけ効果的に、できるだけ簡単に広告を表示して使ってほしい・・という方向で、「最新の広告サービスを提供できるよう、継続的に投資を行っています」としているので、まずは試しに設置してみる、その後不要なところは停止する・・という流れがいいと思います。